「三段跳」のコツ・練習・楽しみ方/梶川洋平


こんにちは、三段跳びの梶川です。
私の専門種目である「三段跳び」ですが、聞いたことはあっても、どんな種目か分からない方も多いのではないかと思います。そこで、簡単に「三段跳び」についてご紹介したいと思います。 

三段跳びとは

ホップ、ステップ、ジャンプの飛距離を競う競技です。かつて日本では、織田幹雄さん、南部忠平さん、田島直人さんなど、世界大会で活躍したメダリスト、ファイナリストを輩出したお家芸とも言える種目でした。

どうやって跳ぶの?

幅跳びの助走路上に白い踏切板が設置してありますので、これを踏み越えないように踏み切ります。白い板の部分を超えるとファールとなり、記録が残りません。
右足踏切の選手は、この踏切板を踏み切った後、ホップ~ステップの場面では踏切足と同じ足で、そしてステップ~ジャンプの場面では踏切足とは逆の足で地面を捉えます。文字で簡単に表すと下のようになります。
 
地面に着く足         右           右      左       着地         
                踏切板     ホップ ~ ステップ ~ ジャンプ ~ 砂場

ちなみに踏切板から砂場までの距離ですが13m、12m、11mとあり、これは試合のレベルによって変わります。
   
梶川洋平選手のホップ
▲ホップ
梶川洋平選手のステップ
▲ステップ

遠くに跳ぶコツ

遠くに跳ぶためには、踏切から着地までなるべくスピードを落とさないことです。川遊びに、「水切り」というものがありますね。石を水に沈ませないよう遠くに運ぶためには、低く投げなければなりません。石を高く投げてしまうと、水を切らずに沈んでしまいます。三段跳びも同じで、ホップで高く跳んでしまうとステップに移れずに潰れてしまうので、スピードを落とさずに跳ぶためには低く遠くへ跳ぶことが必要になってきます。
ちなみに世界記録保持者のジョナサン・エドワーズが18m29cmの世界記録を出したとき、ホップが6m、ステップが5m、そしてジャンプが7mという内容でした。ジャンプの7mという数字で、いかにスピードが落ちていないかが分かりますね。

どんな練習をするの?

遠くに跳ぶためにはなるべくスピードを落とさないことがコツであることから、踏切時の初速は速いほど良いといことになります。そのためにはスプリントトレーニングが、そしてそのスピードを生かすための技術練習(跳躍練習、バウンディングなど)が、更に各踏切でパワーを出すため、身体を支えるための筋力を養う補強、ウエイトトレーニングが必要となってきます。この3つの要素がかみ合ってくると、良い跳躍が出来るようになります。

終わりに

どうでしたか? ほんの少し、三段跳びのことを知っていただけたでしょうか?
三段跳びは遠くに跳べるようになるほど、芸術的なものになっていきます。また、スピードを生かすタイプ、パワーを生かすタイプにも分かれますので、その違いを見比べることもおもしろいと思います。
今後、陸上競技の試合をご覧になる際には、ぜひ「三段跳び」に注目してください!! 選手が手拍子を求めたら、皆さんも会場を盛り上げるつもりで一緒に手拍子をお願いします。思いも寄らぬいい跳躍が見れるやもしれませんよ。



:: 関連情報 ::

  1. 跳躍種目にウエイトトレーニングは必要ですか?

タグ: , , , ,

コメント / トラックバック 2 件

  1. masumoto より:

    大学で三段跳びをやっている者です。ホップで5m行きません。
    指導者いわく上体の伸びが利用できず、下半身で踏み切っている。
    リード脚をまっすぐにできず、折りたたんだままホップを終えている。
    と、言われました。やはりリード脚はまっすぐにしないと記録は伸びないのでしょうか?15Mを目標に頑張っています。ちなみに100Mのベストは11秒47で、立ち五段跳びのベストは15M75です。

コメントをどうぞ